【函館市青柳町】リノベーションからコンパクトな新築に変更

2025年にご担当させていただいたОさまのお住まいは、函館市青柳町にあります。歴史的建造物や文学碑、函館山や津軽海峡などがあり、国内外から観光客も多く訪れる人気のエリアです。

Оさまから「実家をリノベーションして住みやすい家にしたい」というご相談をいただきました。大きな家で、塀や車庫もある大きなお屋敷です。打合せとプランニングを進める中で、この大きさの家をリノベーションするとなると4000万円を超えてしまう点が問題でした。

思い入れのある実家とはいえ、家族で暮らす分には大きすぎることもあり、検討を重ねた結果、リノベーションではなく、約37坪の2階建てを新築することにし、車庫に関しては既存の建物を活かし部分的に改修することにしました。

UA値(外皮平均熱還流率)

O様邸は、UA値(外皮平均熱還流率)は0.22。室内と外気の熱の出入りのしやすさの指標であるUA値は、函館市では0.46(数字が小さいほうが断熱性能が高い)が基準値。その値を大幅に上回る省エネ性能を確保しました。

断熱等級

断熱等級は、住宅の断熱性能を表す等級です。2025年4月、新築住宅は断熱等級4が義務化されました。さらに2030年を目途に断熱等級5が義務化されるといわれています。O様邸では断熱等級6を実現しました。

リノベーションをご希望され、当社にお問い合わせしていただける方は年々増えています。

思い入れのある実家を受け継ぎたい、

新築より費用を抑えられる、

中古住宅を買ったが寒い、光熱費がかかりすぎるのでZEHにしたい

などさまざまなご要望があります。

実際、リノベーションを当社にご相談いただいた方のおよそ半分の方は、リノベーションを実現されています。ほかの半数は、検討を重ねた結果、新築を選ばれています。

リノベーションが正解か、新築を選んだほうが良いのか、答えが決まっていない段階でのご相談も大歓迎です。建て主様のご要望、建物の状況、補助金の活用策、そして当社のご提案内容を踏まえ、リノベーションが良いか、新築が良いかを検討されて最善の結論を導き出せるようにサポートさせていただきます。

家を建てる、あるいはリノベーションする際には、その時の建設費だけでなく、生涯にわたる住宅の維持管理費も含めた総費用を考えることをおすすめします。

道南エリアで新築住宅を建てた方の多くが年間光熱費でおよそ月4.5万円、そして住宅ローンが約8万円、合計で毎月12.5万円ほどの支払いを続けています。将来のメンテナンス、リフォーム費用、固定資産税などの負担も計算に入れなければなりません。

そこで当社は、住宅の暖房、冷房、給湯、照明、家電などの光熱費を、断熱気密性能を向上させることによって、光熱費を約50%削減し、さらに、太陽光発電による創エネと組み合わせた結果、住宅の光熱費負担を実質ゼロにする取り組みを行っているのです。Оさま邸では太陽光発電は13.50KWを搭載しています。

山野内建設は、2017年に、新築住宅、リノベーション、アパートなど建設に関わる全ての住まいをZEH(ネット・ゼロ・エネルギーハウス)にすると宣言し、2025年現在まで全棟でZEHによる家づくりを行っています。

ただし、家電や照明の使用量など、各家庭のライフスタイルによっては試算とは異なる結果となる場合もあります。こうした点も含め、疑問点は遠慮なくお問いあわせください。

当社は、地場工務店として、お客様の要望を詳しく伺い設計に反映させる自由設計の注文住宅、そしてリノベーションをメインにしています。住宅性能の向上、ZEHに対応できる住宅設計、補助金の活用などのノウハウ、経験もあります。モデルハウスもありますので、見学・相談にお越しいただければうれしいです。

この記事を書いた人

yamanouchi